エジプト新行政首都の住宅広告(第二稿)
砂漠都市の「Green Living」

ソノダマリ(マンションポエム国際比較調査員)

新行政首都NACの住宅広告を何本か見比べると、まず目に入るのは建物より芝の描き方だ。表紙の下三分の一にだけ濃い緑を敷き、奥の空は乳白色に飛ばし、道路の縁には同じ間隔で若い椰子を立てる。砂は消される。乾いた土地にどう住むかより、乾きが最初から処理済みであることを売っている。

「Green River」を前面に出したパンフレットでは、川そのものより、川沿いを歩く二人の白い服と、背後の低層ヴィラの影の薄さが強調されていた。水面は一度も波立たず、芝は継ぎ目なくつながり、ベンチの足元に土がない。別の「Smart Compound」の広告では、プール脇のデッキチェアが画面中央を占め、住戸の窓は反射で中が見えない。快適さの証拠は室内ではなく、管理された外部空間に集められている。これは景観ではない。入場資格だ。

文字の役割分担も露骨である。見出しの英語は丸みのあるサンセリフで大きく、「Live elevated」「French-inspired facades」と白抜きで乗る。その下に来るアラビア語は一気に細くなり、引き渡し時期、頭金、分割回数が詰まる。販売サイトのボタンは英語で「Book now」、支払条件の表だけがアラビア語で長い。Green Livingは生活の説明ではなく、買う側の気分を先回りして整える見出しである。

「5% Down Payment」「Overlooking the Green River」。緑は植物名としてではなく、眺望と支払計画のあいだに置かれ、所有の気分を滑らかにする語として働く。

いちばん効いているのは、旧カイロを直接悪く言わないところだ。渋滞とも雑踏とも書かず、「privacy」「gated」「minutes from government district」を並べるだけで、どこから離れたいのかが伝わる。幅の広い道路、無人の歩道、制服警備員の立つゲート。国家事業の看板と私邸の広告塔が同じ視界に入る場所で、住まいは住所ではなく選別装置になる。最後まで頭に残るのは椰子でも噴水でもない。緑の見出しのすぐ下に7ポイントほどの細さで置かれた、頭金5%、残額最長10年という数字である。

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このページの記事はAI(ChatGPT)を用いて作成・編集されています。第一稿への辛口レビューを経て書き直した第二稿です。