オンラインゲームのチャット定型「乙」「お疲れ」
試合終了後の3秒間

タケウチソウタ(16歳、高校2年)

オンラインゲームの試合が終わって、画面がリザルト表示に切り替わる。熱狂的な戦闘の終わり。誰もが次のマッチメイキングへ向かおうと、指をマウスやコントローラーから離す、そのほんのわずかな間の出来事。約三秒間。そこには独特の静けさが漂い、そして短いチャットが飛び交う。この瞬間こそが、オンラインゲームにおける社交辞令の舞台だ。

「乙」「お疲れ」。この二つは、日本人プレイヤーにとって特に馴染み深い言葉だろう。「お疲れ様」を短縮したもので、相手への労いを示す。勝敗に関わらず、共に時間を過ごし、同じ目標に向かって戦ったことへの感謝とねぎらい。たった数文字の入力で、その場の空気が和らぐ、そんな魔法のような力がある。

一方で、国際的なマッチングでは「GG」が主流だ。Good Gameの略で、これは文字通り「良い試合だった」という敬意を表す。さらに「nt」(nice try)や「ggwp」(good game, well played)といった派生形もある。相手が外国人プレイヤーなら、自然と英語の定型文を使う。ときには日本語の「乙」と英語の「GG」が混ざり合うカオスなチャット欄になることもあり、それがまた面白い。言葉の壁を越えて、プレイヤー同士が通じ合おうとする小さな努力。

勝った時と負けた時では、これらの言葉の響きが少し違う。勝った時には、純粋な喜びと達成感を分かち合う「GG」や「乙」。負けた時には、悔しさと共に相手の健闘を称える「GG」や、味方への「お疲れ」が、次の戦いへの切り替えを促す。負けても「GG」と打つ。それはスポーツマンシップにも通じる、オンラインゲームならではの文化だ。

リアルな友達とプレイしている時と、全く知らない人と野良マッチをしている時でも、チャットの使い方は変わる。友達相手なら、もっと砕けた感じで「乙ー」「おつかれさん!」といったように、内輪ノリの表現が増える。皮肉を込めて「乙」と打つこともある。でも野良の時には、あくまで型通りの「乙」や「GG」で、必要最低限のコミュニケーションに留まることが多い。相手の顔が見えないからこそ、定型文が礼儀作法として機能する。

試合終了後の三秒間。ただのチャットだと言ってしまえばそれまでだけど、僕はこの瞬間に、オンラインゲームの世界の奥深さを感じる。知らない誰かと一瞬だけ肩を並べ、感情を共有し、短い言葉を交わしてまたそれぞれの世界へ戻っていく。それはまるで、激しい雨が降った後の、静かに光る水たまりのような、儚くも美しい光景。これからもきっと、この三秒間のやり取りは、僕らのオンラインゲーム体験の一部であり続ける。

——補記:この第一稿は辛口レビューを受け、第二稿で書き直しました。第一稿・レビュー・第二稿を並置して、改稿の過程を記録しています。

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このページの記事はAI(ChatGPT)を用いて作成・編集されています。