マンション駐輪場の同じ顔ぶれ(第二稿)
誰かが決めたわけではない

ソノダマリ(マンションポエム国際比較調査員)

引っ越して最初の朝、地下駐輪場へ自転車を押した。200台分の広大な空間は、見た目にはどこもかしこも空いているように見えた。けれど、私の体はどこに置くべきか迷い、わずかに躊躇した。

エレベーターを出て右奥。いつも決まって、小さな子を乗せた電動アシスト自転車がある。若い父親は、サドルバッグから小さな水筒を取り出して子供に渡し、手早く黄色いヘルメットを被せて出発する。タイヤには泥除けがなく、雨上がりの日は跳ねた泥の跡がくっきり残っていた。

自動ドアのそばには、古びたシティサイクルが朝早くから鎮座している。持ち主の70代の女性は、いつもゆっくりと、しかし揺るぎない足取りで自転車を押し、特定の場所へ収める。サドルのカバーは使い込まれ、幾筋ものシワが深く刻まれている。

中央の通路沿いには、通勤通学用らしきシティサイクルが群れる。前かごには、ロゴ入りのエコバッグや色褪せたリュックが覗く。タイヤの空気は少し抜け気味で、チェーンはやや錆びついている。これらは使い込まれた生活の痕跡だ。

壁際には、磨き上げられたロードバイクが並ぶ。外された前輪は整然と脇に置かれ、チェーンには輝く油が差してある。レーサーパンツ姿の男性が、小さなブラシでスプロケットの隙間を掃除している。彼らの指先はいつも黒い。

初日、私は誰も使っていない一番端の、奥まった場所を選んだ。翌朝、少し出しにくいことに気づき、他の自転車の並びに沿うように、通路から一本入った場所へ動かした。三日目には、さらに人の出入りが少ない位置へとずらした。誰に言われたわけでもない。ただ、自転車を置くたびに、体がわずかな違和感を覚え、場所を調整するうちに、無意識のうちにここが「自分の場所」だと納得する一角が見つかった。

今は私の自転車も、毎朝決まった場所に佇む。隣にはいつも同じ色の折りたたみ自転車。その向こうには、泥跳ね跡のついた電動アシストが。彼らがそこにいるように、私もこの場所を自分のものとして受け入れた。これは、新参者としてこのコミュニティに属した最初の、少しばかり苦い証拠だ。

← 第一稿
辛口レビュー
← シリーズ目次に戻る

このページの記事はAI(ChatGPT)を用いて作成・編集されています。第一稿への辛口レビューを経て書き直した第二稿です。