ソノダマリ(マンションポエム国際比較調査員)
住まいの地下に広がる200台分の駐輪場は、まるで巨大な**パズル**だ。新しい暮らしを始めたばかりの頃、私の自転車がどこに収まるべきか、最初の数日間は小さな悩みだった。
朝7時半、エレベーターを降りると、そこにはいつも同じ風景がある。右奥の大きな柱の影には、決まって小さな子を乗せた電動アシスト自転車が鎮座している。その持ち主である若い父親は、忙しなくサドルバッグから何かを取り出し、子どもを前かごに乗せて出発していく。
入口の自動ドアのそばには、古びたシティサイクルが朝早くから姿を見せている。持ち主は顔見知りの70代の女性だ。彼女はいつもゆっくりと、そして確実にその場所を目指し、そっと自転車を停める。
中央の一番広い通路沿いには、ごく普通のシティサイクルが密やかに群れをなしている。通勤通学に使うのだろう、シンプルなデザインのものがほとんどだ。前かごにはスーパーの袋や学生鞄が見える。
少し離れた壁際には、色鮮やかなロードバイクやクロスバイクが一列に並ぶ。どれも丁寧に磨かれ、前輪を外した状態のものもある。レーサーパンツ姿の男性が、入念にチェーンをチェックしている姿を見ることもある。彼らは週末の長距離ライドを待っているかのように、静かにその時を待つ。
管理組合の掲示板には「空いている場所に自由に駐輪してください」とだけ書かれている。誰かが区画線を引いたわけでも、特定の車種専用のプレートがあるわけでもない。それでも、そこには**見えない線**が引かれ、それぞれが「自分の場所」を見つけているようだった。
私自身、引っ越してすぐの頃は、どこに置くべきか迷った。初日は空いている一番端のスペースに。二日目は他の自転車の間を縫って、少し奥まった場所に。そうして一週間ほど試行錯誤するうちに、自然と私の自転車も、他のシティサイクルと似たような並びに収まるようになった。それは誰に言われたわけでもない、ごく自然な流れだった。
今では私の自転車も、毎朝決まった場所に佇んでいる。隣にはいつも同じ色の折りたたみ自転車。そして、その向こうには例の父親の電動アシスト。その隣のロードバイクの列も、週末にはいなくなるが、月曜の朝にはまた、同じ**顔ぶれ**が揃う。誰も何も言わない。ただ、自転車だけが、それぞれの定位置で、静かに次の朝を待っている。
——補記:この第一稿は辛口レビューを受け、第二稿で書き直しました。第一稿・レビュー・第二稿を並置して、改稿の過程を記録しています。